そうだ新作Tシャツ作ろう
気がつけば、国東市に引っ越してきて早2年半になる。
なんともあっという間だ。
去年は1年間まるっと病院のお世話になる羽目になり、自身がやっているインディブランドDOODLES.としての動きは何も出来なかった。
とはいえ、まだまだ原因不明な病気との戦いは長引きそうではある。
そう言っているうちにも、そろそろ夏がやってくる。
国東市に移り住んだものの新作というものを数枚しか生み出せていない。
DOODLES.はプリントTシャツの販売を主軸としている。
これではいかんな。と思っているのである。
今年も半分が過ぎてしまったが、去年の失われた1年間を取り戻すべくも今年は新作を発表できたらと思い、最近はナンヤカンヤと手を動かしている。
先日は新作の製作に向けて、シルクスクリーン の版を作った。
DOODLES.ではシルクスクリーンを利用して1枚1枚手刷りでTシャツにプリントしている。
技法としてはサン描画法という方法を利用している。
版に専用のマーカーを使って、直接手書きでデザインを描いて製版をするという、なんともアナログな方法を取り入れている。
もちろんシルクスクリーン の木枠から自分で作る。
作り方としてはザックリと下記のような流れになる。
木枠に紗と言われる目の細かい網戸のような物を張っていく。
紗を張るのには、専用の工具を用いる。
ヒッパラーという名前だ。
紗を引っ張るための物なので、このような名前なのだろうけど、なんとも安易で可愛い。
紗の張り行程は割愛。
完成はこんな感じ。
今回は2版使う。
紗を張ったら先ずは鉛筆で下書きをしていく。
下書きが終われば、今度は専用のマーカーを使い紗に清書をしていく。
紗の目を埋めるような感じで描いていく。
完全に乾かしたら乳化剤という液剤を版全体に薄く塗り延ばし、全体の目止めをする。
乳化剤が乾けば、最初にマーカーで描いた部分を洗い液という物で剥がしていく。
分かりにくいけど、こんな感じでマーカー部分が剥げてくる。
綺麗に洗い流したら、版の完成。
これがシルクスクリーンのサン描画法という技法。
こうやってDOODLES.のTシャツ版は作られています。
近々、新作の公開が出来たらなと思っています。
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ヘム鉄プロフィール
・waku waku worksの口出し担当。
・イラストを描いています。
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国東市でのんびり暮らしながら、何か始めたいと考え中。