読書の記録 「こばなしけんたろう」著 小林賢太郎 幻冬社
「こばなしけんたろう」
著 小林賢太郎
出 幻冬社
先ず、はじめに
とても面白い本だった。
活字が苦手な私にも読みやすい本。
普段から本を読む事が多い訳ではないが、こういった活字のみの本で笑ったモノは初めてかもしれない。
もともとラーメンズが好きだったこともあり、舞台上で2人が本の内容を演じている映像が容易に想像できたのが、そうさせたのかもしれない。
ただ驚くべきは、やはり小林さんの想像力だろう。よくもまあ、こんなアイデアを思いつくものだと思った。
本書は全てが短編小説というわけではなく、百文字文芸や覚えてはいけない国語など、箸休め的なモノも用意されている。
ストーリーものの話も、とても読みやすく、ついつい読み入ってしまうほどだった。
しあわせ保険「バランス」や第二成人式など影の強い話もあり、ガジャラなどナンセンスな話もあり、1冊の中で多様な話を楽しむことができる。
特に落花8分19秒のエンディングには驚かされた。鳥肌が立ってしまった。
ハッピーエンドともバッドエンドとも捉えがたい最後に「そんな終わり方、やめてくれよ〜」と思わず声が出てしまった。
全てフィクションである面白さ。
良い本に出会えた。
買ってきてくれた妻に感謝です。
ラーメンズ復活しないかなぁ。
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ヘム鉄プロフィール
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