読書の記録「私は私のままで生きることにした」著:キム・スヒョン/訳・吉川 南
妻から「私は私のままで生きることにした」を借りて読んだ。
妻はコレクター気質な面があるので表紙は取り外して貸してくれる。
なので写真は内表紙。
・感想
表装の感じから以前に読んだ+1cm(
著:キムウンジュ絵:ヤンヒョンジョン)のような内容なのかな?と読み始めたが、書店に並ぶ際のジャンル分けとしては+1cmと同じに分類されるのだろう。
だが、+1cmが心を軽くしてくれる本だとしたら、此方は社会に呑まれないように生きていくため心の持ち方を書いた本という感覚を覚えた。
可愛らしいふんわりしたイラストと、自分らしく或るための言葉が強めの言葉で書かれている。
わりと韓国の社会情勢や教育についても触れられていて、表装のイメージに反してズッシリとした内容に韓国社会の病みを感じた。
・以下は個人用の読書の記録
社会にはびこる、侮辱のループ。
誰が一番の嫌われ者なのかをめぐって、終わりなき争いが繰り広げられている。
お互いに傷つけ合うような社会では、だれも幸せになんかなれない。
完璧な人間なんていない。
目に移る他人の姿が全てではない。
人はそれぞれ、傷や不完全さを抱えている。傷のない人生なんてない。
あなたが一番に尊重しなければならない人は常にあなた自身。
西洋教育では、「知識を伝えること」と「自尊心を育てる」事が重要な目標となっている。
自尊心を保つたもの一歩は、自分らしく生きること
自分の事をきちんと考えること。
自尊心とは自分が信じ尊重する内面の世界をしっかり持ってその信念をもとに自分の生き方を選択、行動し、責任を負う一連の流れの中で手にする内面の力
成功体験を積み重ねることによって生まれる。
自分に関心をもって、人生でどんな価値を大切にしたいのか、何に幸せを感じるのか、人とどう違うのか、「自己感覚」を探してみよう。
やらなくてはならない事ではなく、自分が本当に好きな事を見つけて、自己感覚を取り戻そう。
資本主義の最大の悲劇はお金に換算できない才能を無価値とみなすこと
予想外の出来事に見舞われたとき、それを不運と見る人もいれば、単なるハプニングと見る人もいる。
あなたが幸福かどうかは、この時点で決まる。
私たちには、他人の私生活を知る権利なんてない。
自分の人生を誰かのまな板の上に乗せられるのが嫌なら、他人の人生もまた、尊重する必要がある。
人として互いに示さないといけない最低限の礼儀。
必要なのは人の心配ではなく尊重
韓国は超集団主義なのに、他人の視線ばかり気にして、そこに何の信頼も絆も生まれていないというのは何とも寂しく思えた。
非難ではなく代案を
侮辱ではなく説得を
ハンガリー、日本、韓国は共通点として「寄り道が許されない社会」
3国に共通する事は自殺率が高い事
欧州の幸福度の高さに考えられるのは
所得や福祉システムの結果ではなく
大きな自由度、他人への信頼感、
多様な才能と感心への尊重にある
私たちは人生が不安だからと、あまりにも多くの荷物を持っているけど、生きるのに、そんなに沢山の荷物はいらない。
必要な時に補充することもできるし、多少の不便さニの方に甘んじるほうが得な場合もある。
人生という旅は長い。
できるだけ身軽に生きないと疲れてしまう。
機械のように毎日を送って来た人は80歳まで生きたとしても短命だ。
毎日、似たようなパターンの生活をするのは人生の無数の可能性と多様性を圧縮し、自分の人生を失うことは。
だから、週末は海に行こう。
いつもと違う道を歩こう。
新しい人に出会おう。
勇気を出して、経験したことのないことをやってみよう。
自分に対する固定概念を脱ぎ捨てよう。
浪費した時間は長生きして埋めあわせよう。
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・侮蔑-ぶべつ
人をあなどり無視した扱いをすること。
・侮辱
馬鹿にして恥かしめること。
・蔑視-べっし
みさげること。
見下すこと。
ばかにすること。
・傲慢-ごうまん
高ぶって人をあなどり見下す態度
・氾濫-はんらん
勢いよく溢れ出ること。
・毅然-きぜん
自分の信念を貫くしっかりした態度でのぞむさま。
・画一的-かくいつてき
何もかも一様にそろえるさま
一つの枠にはめこむさま
・哀悼-あいとう
人の死を悲しみいたむこと
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ヘム鉄プロフィール
・waku waku worksの口出し担当。
・Tシャツ作ってます。↓
・物販イベント「別府hmm」主催。↓
http://handmademarket.blog.fc2.com/
・現代版五十音あいうえお。↓
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